横浜市営地下鉄って、慶應のスクール路線?

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関西人のための東京私鉄沿線ガイド、次は「横浜市営地下鉄」(横浜市高速鉄道)だ。

 

湘南台(しょうなんだい)駅から関内(かんない)駅までが1号線で、関内駅から「あざみ野」駅までが3号線だが、1号線と3号線は直通運転が行われていて、「ブルーライン」という愛称がつけられている。

 

また日吉(ひよし)駅から中山駅までが4号線で、こちらは「グリーンライン」という愛称だ。

 

ブルーラインとグリーンラインは、港北区のセンター北駅とセンター南駅で交差し、駅構内で乗り換えることができる。

 

ブルーラインの起点の湘南台駅には、慶應大学湘南藤沢キャンパス(慶應SFC)があり、小田急電鉄・相模鉄道が乗り入れている。

 

グリーンラインの終点の日吉(ひよし)駅前には、慶應義塾高校があり、慶應大学の日吉キャンパスがある。

 

またブルーライン終点の「あざみ野駅」では、田園都市線と交わっていて、乗り換えができるが、一つ隣の江田駅近くには、慶應横浜幼稚舎(小学校)もできた。

 

だから横浜市営地下鉄って、慶應大学のキャンパス間を結ぶ、スクール鉄道みたいな感じにも見えたりする。

 

まあ、それだけ需要があると言えば、そうなんだけど。

 

新横浜駅・横浜駅・戸塚駅では、新幹線やJR線と交わっており、関西から上京する際には、使いやすい路線の一つである。

 

横浜市営地下鉄 路線図
※ウィキペディア「Yokohama_Municipal_Subway_map.png」より作成

港北ニュータウン

横浜市営地下鉄は、港北ニュータウンという、横浜市の計画した新しく開発した地域を走る鉄道だ。

 

横浜市の人口は、大阪市の人口を抜いて、現在は全国第2位だが、横浜線の沿線にもまだ田畑が多く残っているし、新横浜以北にもまだまだ未開発の土地が多い。

 

なので2000年頃は、センター北駅・センター南駅周辺も、東急百貨店や阪急百貨店が出店し、ショッピングセンターこそあったが、ガランとした印象の地域だった。

 

しかし鉄道沿線には、企業の研究施設や社員寮ができ、徐々に沿線人口が増えてきているようだ。

 

ちょうどセンター北にある映画館に行く用があって、遠回りして久しぶりに沿線を窓から眺めていたのだが、駅前のビルのテナントに日能研や臨海セミナーなどの学習塾がたくさん入居している様を見て、発展しているんだなあと実感した。

 

横浜市営地下鉄の沿線には、私立大学がたくさんあり、人気の私立中学もたくさんあるので、まだまだ発展しそうな地域だ。

 

ただしなぜか駅構内のトイレだけは旧態依然としており、キツい臭いの消臭剤が置かれている。

 

経営黒字化のために、いろんなところで切り詰めているのは分かるが、ちょっとあれはどうなんだろうかねえ、、


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