多摩丘陵
更新日:
多摩と名前が付く地名が多いのは、関西人にとって難しい。
ただ、多摩と多摩川は、かなり区別が付く。
多摩という風に「川」がつかない場合は、多摩川の上流で、三多摩と呼ばれる地域に多い。
一方、「たまがわ(多摩川または玉川)」と言われた場合は、多摩川の下流の方だと思えば良い。
ということで、多摩と名前が付く場所を、Googleマイマップにプロットしてみたのが次の地図だ。
この地図の左上から右下に流れているのが多摩川で、多摩という字が使われている場所はオレンジ色の○印で表示してみた。
多摩と名前が付く地名 地図
【オレンジの印】
1番:多摩市(東京都)/2番:多摩センター駅(小田急・京王)
3番:多摩動物公園/4番:多摩平/5番:多摩区(川崎市)
6番:東急多摩川駅(読売巨人軍の旧多摩川グラウンド)
※Googleマイマップにて作成
多摩の字が使われている場所をプロットした地域は、どちらかというと山の中だ。
このあたりは平野ではなく丘陵地帯で、多摩丘陵と呼ばれている。
多摩川の南側、つまり南多摩は丘陵地帯で、「多摩」と言うことらしい。
逆に、多摩川の北側の北多摩は、平野になっている。
新宿からJR中央線(中央本線)が、ほぼ真っ直ぐ西に進んでいるのも、この辺りが比較的平らだからだろう。
北多摩地区には、なぜかあまり多摩という名前で地名がついていない。
吉祥寺(きちじょうじ)だとか、三鷹(みたか)だとか、小金井(こがねい)だとか、国分寺(こくぶんじ)だとか。
この辺りは元々、甲州街道という街道だったのだが、江戸時代の大火で、江戸の街から丸ごと移り住んできた人が多い。
そして、元々居た町の名前をそのまま使っているため、多摩という地名が馴染まないのかも知れない。
一方、多摩丘陵の南西側は、もはや多摩ではなく、相模(さがみ)になる。
この辺りから西側は、旧国名では「相模国(さがみのくに)」と呼ばれていて、もはや多摩ではないらしい。
因みに多摩郡は、旧国名では「武蔵国(むさしのくに)多摩郡」だ。
奥多摩(西多摩)地区の地図
7番:東京都立多摩高校(青梅市)、8番:奥多摩町、9番:奥多摩湖
※Googleマイマップにて作成