京王線とは
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関西人のための関東私鉄ガイド。
次は「京王線」(けいおうせん)だ。
京王線は京王電鉄の本線で、新宿駅から八王子を結ぶ路線だ。
馬車軌間という1,372mmのレール幅を使っており、標準軌や狭軌を使っている他の路線と接続が難しい。
そのため京王線に乗り入れているのは、京王線に乗り入れることを前提に造られた都営新宿線という地下鉄だけで、他はみんな乗り換えが必要になる。
因みに京王線は、明大前駅で井の頭線と交わり、下高井戸(しもたかいど)駅で世田谷線(東急)と交わる。
調布駅(ちょうふ)で相模原線と交わるが、相模原線は京王路線であり、JR相模線とは全く別の路線だ。
府中競馬場への側線や、多摩動物公園への側線もあり、北野駅からは高尾線に分岐する。
京王八王子から新宿までは、最短で40分で着くため、多摩地域からの通勤路線でもある。
また笹塚駅から都営新宿線(地下鉄)に乗り入れており、神保町といった神田方面にもアクセス可能だ。
京王線 路線図
京王線は、山の中
京王線は多摩丘陵地帯を走る鉄道だ。
多摩丘陵を走る路線は他にも、いろいろあって北から西武新宿線・中央線(JR)、京王線・小田急線の順番に並んでいる。
関西で言えば、阪急神戸線・JR東海道線・阪神本線、という感じだが、間隔は全然違って、阪神本線と阪急神戸線の幅は3km程度なのに対し、南北に20kmくらいの幅がある。
この四つの路線は全て新宿につながっており、新宿方面への職場に通うための路線でもあるが、京王線は多摩ニュータウンへのアクセス線だ。
多摩ニュータウンというのは、多摩丘陵地帯に造られたニュータウンで、関西で言えば千里ニュータウンみたいなもんだが、同じ時代に造られたものだからかなり古く、住人の高齢化がかなり進んでいる。
京王線 沿線ガイド
笹塚(ささづか)は、甲州街道の一里塚出会った地域で、アパートなどの住宅がたくさんある、若者の多い地域だ。
新しく起業するような企業が笹塚にオフィスを構えることが多く、笹塚には小企業が集まるという。
幡ヶ谷(はたがや)は笹塚を含む地域だが、商店街なども多く、商業施設も多い。
下高井戸(しもたかいど)は、甲州街道の宿場町。
調布(ちょうふ)の駅近くの天神通り商店街には、鬼太郎の妖怪通りがあったり、サンバーカーニバルがあったりする。
府中(ふちゅう)駅周辺には、映画館などの商業施設が密集する。
聖蹟桜ヶ丘(せいせき・さくらがおか)駅は、バスターミナルがあり、ショッピングセンターが充実している。
南大沢(みなみおおさわ)駅には、三井ショッピングモールがあり、デートなどに用いられる。