青梅線(おうめせん)とは
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関西人のための関東行楽路線ガイド。
次は「青梅線」(おうめせん)だ。
青梅線は、中央線の立川駅から青梅を経て、奥多摩までを結ぶJRの路線だ。
青梅線は多摩川に沿うように走っていて、東青梅駅から先は単線になっている。
沿線は自然豊かな地域で、青梅駅周辺には、金剛寺・梅岩寺・釜の淵公園など、桜の名所があり、特に樹齢150年以上の「しだれ桜」が有名だ。
青梅は青梅街道の宿場町でもあり、林業や綿織物で栄えた街で、現在も工業が盛んで約14万人の人口を誇る。
青梅のイベントとして有名なのは、毎年1月に行われる「青梅だるま市」と、2月に行われる30kmレースの「青梅マラソン」だ。
青梅マラソンには、1万5,000人ものランナーが参加おうし、観衆も約5万人が集まるという。
また青梅の町並みには、昭和の古い映画看板が掲げられ、ノスタルジックな昭和のレトロな雰囲気が表現されている。
若い頃は映画看板を描いていたという漫画家の赤塚不二夫をテーマにした青梅赤塚不二夫会館もある。
ただし、赤塚不二夫自身は、特に青梅にゆかりはないらしいが。
青梅線 沿線ガイド
青梅駅周辺には、青梅鉄道公園もある。
青梅鉄道公園は、小規模な公園だが、明治・大正・昭和を代表する機関車があり、0系新幹線車両もある。
屋内施設には鉄道模型があり、入場料は格安で、100円ほどだ。
御嶽(みたけ)駅は、霊峰・御岳山(みたけさん)の最寄り駅で、西東京バスと、ケーブルカーとリフトを乗り継いで、頂上の武蔵御岳神社まで昇ることができる。
因みにリフトとは、小さなスキー場にあるような、一人乗りのリフトで、お客が来たら動かすという。
鳩ノ巣(はとのす)駅は、鳩ノ巣渓谷の最寄り駅で、温泉・そば・釜飯が有名だ。
奥多摩駅付近には、奥多摩湖や日原鍾乳洞(にっぱらしょうにゅうどう)があり、関東随一の規模の鍾乳洞らしい。
ただし、日原鍾乳洞はとんでもない山奥で、駅前から路線バスで約30分だし、休日はなぜか手前までしか行かないので、そこからまた20分ほど歩かねばならないらしい。
こりゃもう、一泊旅行で行くか、車で行かないと大変かもね。