大井町線は、6両編成の列車が走る、こぢんまり路線。
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関西人のための関東私鉄ガイド。
次は「大井町線」(おおいまちせん)だ。
大井町線というのは東急電鉄の路線で、東京都南部の大井町駅から、旗の台・大岡山・自由が丘・二子玉川(ふたこ・たまがわ)を経て、川崎市北部のの溝の口に至る路線だ。
大井町線は、路線図で見ると南北に走っているように見えるが、地図で見ると実は東西に走っていて、山手線から南西方向に走る路線と、いろんなところで交わる。
どのように他線と交わっているかというと、まず大井町では、JR線や、りんかい線に乗り換えができる。
中延駅(なかのぶえき)では都営地下鉄・浅草線と、旗の台駅では、池上線(いけがみせん)と交わり、大岡山駅では、目黒線と交わる。
自由が丘駅では、東横線(とうよこせん)と交わり、二子玉川駅から溝の口駅までは田園都市線と併走していて、この二駅で線路も接続されている。
大井町線が田園都市線を名乗っていた時期もあって、時間帯によっては、大井町線から鷺沼駅や長津田駅まで、直通で走っている列車も何本かある。
また土日休日には、田園都市線直通の急行も走っている。
ただし大井町線の車両編成は6両編成なので、全駅10両編成ホームの田園都市線内では、駅によって停まる位置がバラバラで、階段の近くで待たないと、乗れなかったりする。
大井町線 路線図
自由が丘は、おしゃれな街で、住みたい街
大井町線と東横線が交わる「自由が丘」駅周辺は、東京では代官山と並ぶおしゃれな街として有名だ。
おしゃれな街というのが、どのような街なのか、50歳をすぎたオジサンにはよく分からないが、自由が丘に行けば「こんな感じか」と分かる。
自由が丘駅はエックス型に線路が交差する、2階建てのこじんまりした駅舎なんだけれど、駅周辺には高層ビルが一つも無く、空が広い。
駅前には小さいながらもロータリーがあり、何の変哲も無い商店街が、駅を取り囲むように広がっている。
が、その外側には「緑道」という、道の真ん中に木やプランターが並ぶ道があり、おしゃれな雑貨店や飲食店が、ずらっと並んでいる通りがいくつかある。
駅周辺には、神社が二つあり、和菓子屋と洋菓子屋、和食屋とイタリアンやフレンチレストランと言う風に、和と洋が併存していると言うところも、面白いところだ。
大井町線沿線には、たくさんの私立校があるので、女子中高生や若い女性達が、学校や仕事終わりに、自由が丘駅周辺の雑貨店巡りをして、おしゃれな食事をしてスイーツを買って帰る…というイメージかな。
子供用品のお店も多くて、若いお母さんにも人気な街だ。
また大井町沿線にある「二子玉川」も、多摩川沿いの人気エリアで、こちらは高島屋などの人気百貨店が建ち並び、注目度の高い地域でもある。