千代田線は、通勤路線
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関西人のための東京地下鉄ガイド、次は「千代田線」(ちよだせん)だ。
千代田線は、銀座線・丸ノ内線・日比谷線などの混雑解消のために、新たに造られた通勤路線の一つだ。
そのため、既存の路線と似たような経路で、同じような停車駅を通るので、あまり説明は要らないかもしれない。
西半分は東西に走っていて、代々木上原駅で小田急線に接続し、多摩・神奈川方面から霞ヶ関・大手町へ人を運ぶ。
東半分は南北に走っていて、綾瀬駅では常磐線に接続し、千葉・茨城方面からの通勤客を、大手町や霞ヶ関に送り込んでいる。
日比谷線や銀座線より早く着くので人気が高く、千代田線は最も混む路線として知られ、混雑率が200%を越える時代もあった。
現在は、東武伊勢崎線が日比谷線乗り入れに加えて、半蔵門線にも乗り入れを開始して便数を増やしたり、つくばエクスプレスという、秋葉原-茨城県つくば間の路線ができ、千葉・茨城方面からの乗客の経路に選択肢が増えたため、千代田線の鉄道混雑率も170%程度まで下がってきた。
まあそれでもかなり混んでいる状態だが。
千代田線 路線図
南北線と東西線
北は赤羽岩淵駅で、埼玉高速鉄道に接続し、浦和美園駅まで直通運転が行われている。
南は目黒駅から東急目黒線に接続して、日吉(ひよし)駅まで直通運転を行っている。
車両編成は8両編成を予定していたが、需要がもう一つ無く、現在は6両編成で運用されている。
東京・丸の内・大手町も、渋谷や新宿も通らないから、通勤路線としてはちょっと使いにくいのかな?
東西線
東西線は、読んで字のごとく、東西に走る路線だ。
東の終点(西船橋)も西の終点(中野)も、中央・総武線(各停)に接続しており、中央・総武線のバイパス路線になっているが、実は両方とも激混み路線になっている。
また中野と西船橋からJR線に乗り入れを行っているため、改札を通らずに乗り継ぎできるので、メトロ線がただ乗りされるという問題も起こっており、ちょっといろいろ問題がある路線だ。
やっぱ、大手町を通る路線は、混むね。