中央線快速は、混雑度が半端なくひどい
更新日:
関西人のための東京ガイド、JR中央線は、新宿や神田・東京など、東京の中心部へのアクセスが非常によい路線だ。
なので中央沿線は東京のベッドタウンとして、明治時代以来、大発展を遂げてきた。
中央線沿線には、大学もたくさんあり、また中野などの物価の安い街もあるから、大学時代に上京してきて、そのまま住み続けている人も多いかもしれない。
ただし、中央線は鉄道混雑率ランキングでも、常にワースト5に入るような路線なので、職場や大学が御茶ノ水駅以西なら、三鷹より東京寄りに住みたいところだ。
というのも中央線には複線区間と複々線区間があって、鉄道混雑率が全く違うからだ。
中央線では御茶ノ水駅から三鷹駅までが複々線区間なのだが、急行線(快速線)と緩行線(各駅線)に線路が分かれていて、中央線快速の混雑率があまりにもひどいので避けたい。
これは快速線が、立川や八王子、青梅からの乗客が多いせいで、区間によっては乗車率が200%を越える場合もある。
→鉄道混雑率ランキング 関西では考えられない自然が豊かな多摩地域に住みながら、ギュウギュウ詰めの満員電車で、都心に働きに出るというのはアホほど疲れるし、人生が嫌になりかねない。
私も東急田園都市線の混雑が嫌で仕事を替えたが、関東の殆どの鉄道路線が、関西の鉄道路線より混雑率が高く、関西では考えられないくらいの混み具合なのだ。
三鷹駅以西から快速線で三鷹まで行って、そこから各駅停車に乗り換えるという方法もあるが、快速線と緩行線は、プラットホーム自体が異なるので、各駅停車で御茶ノ水駅までのんびり行って、御茶ノ水で乗り換えるのが多少マシな方法だろう。
中央線の路線図
多摩・玉川は、多摩川が流れる流域の地名
中央線は、多摩地域を走る路線だ。
しかし中央線沿線以外でも、「多摩」とか「玉川」の名前をよく見る。
これは山梨県から流れている多摩川が、広い地域を通っているからだろう。
昭和の頃、プロ野球・読売巨人軍の練習グラウンドが多摩川の河川敷にあったので、関西でも多摩川というのはよく知られているはず。
中央線沿いで言えば、新宿駅から西が多摩地域で、中野区・杉並区が「東多摩」、その西側で多摩川の北側が「北多摩」、さらに多摩川の南側が「南多摩」そしてもっと山奥が「奥多摩」と呼ばれる。
東多摩以外の多摩地域を特に「三多摩(さんたま)」地域と呼ぶが、三多摩と東京23区内では気候がかなり異なり、夏は暑いし、冬はかなり寒いので、都区部とは全く違う。
なので東京都の23区以外の地域を総称する場合に、三多摩と言う言葉を使うひともいる。
また、横浜市や川崎市の北部も「広域多摩地域」と呼ばれ、「多摩(あるいは玉川)」という名前がよく使われている。
たとえば西武沿線や京王線や小田急小田原線には、多摩という名前がつく駅がたくさんあるし、東急田園都市線にも「二子玉川」駅とか「たまぷらーざ」駅がある。
関西人からしてみると、あまりにも多摩が多くて、しかも分散しているので、いったい「多摩」って何?という感じだが、まあそういうわけで、多摩だらけなわけだ。
似たような使われ方をする地名に「武蔵」というのがあって、「武蔵○○」という地名や駅名、都市名などがあるね。