相鉄線とは
更新日:
関西人のための関東私鉄ガイド。
次は「相鉄線」(そうてつせん)だ。
相鉄線は、相模(さがみ)鉄道の路線で、横浜駅からまっすぐ西に走る路線だが、海からはちょっと離れた内陸部にある。
元々は、相模川の砂利を運搬するために敷かれた線路だったらしく、最初に敷かれた茅ヶ崎-橋本間の路線は、戦前に国有化されて今は相模線(JR)になっているという。
この相鉄線は、神奈川県に住んでいると、数年に一度は利用する可能性が高い路線だ。
というのも神奈川県の運転免許センターが、相鉄線沿線の「二俣川」(ふたまたがわ)という駅の近くにあり、相鉄線を利用しないと行けないからだ。
私も3度ほど、免許の更新で乗った経験がある。
相鉄線は、相鉄本線と、二俣川から分かれる「いずみ野線」でできており、相鉄本線は、横浜駅から海老名駅まで、いずみ野線は、二俣川駅から湘南台駅までの、25駅ほどのコンパクトな私鉄だ。
ただ、現在、JR東海道貨物線への接続工事が始まっており、近いうちにJR線から列車が乗り入れることになるらしい。
また東急日吉(ひよし)駅で、目黒線への乗り入れも計画されているようだ。
なので2020年の東京オリンピックには、今より、はるかに乗る機会が増えるかもしれない
相鉄線 路線図
※そうてつキッズのホームページより相鉄本線、いずみ野線 沿線ガイド
相鉄沿線は、米軍基地が近いこともあって、場所によっては軍用機の騒音がひどい。
輸送機や爆撃機はプロペラ機で、消音装置がつけられていない。
これは爆音を地上にいる味方に聞こえるようにわざとそうしているらしい。
また深夜でも離発着を行うこともあるので、基地の周辺に住む場合は、騒音がどのくらいか、あらかじめ調べておいた方がよい。
町田あたりなどでも、爆撃機などがもの凄い音を立てて飛んでることがあるし、青葉台あたりでも、軍用機の騒音は毎日聞こえる。
特に災害などがあると、昼夜を問わず、ひっきりなしに軍用機が飛ぶ。
だから飛行機の騒音が気になる人は、飛行経路の真下は避けた方が良いかも。
相鉄線 沿線ガイド
海老名(えびな)は、相鉄の他、小田急江ノ島線、相模線(JR)の交わる駅で、駅前にはショッピングモールや映画館(イオンシネマ海老名・TOHOシネマ海老名)などがある。
南万騎が原駅(みなみまきがはら)には、横浜市有数の大きな池を中心に、横浜市こども自然公園がある。
通称「大池公園」と呼ばれ、ちびっこ動物園、バーベキュー広場、野球場、などがある。
鶴ヶ峰駅・三ツ境(みつきょう)駅から、「よこはま動物園ズーラシア」行きのバスが出ている。
日本最大級に迫る大きな動物園が有名。
二俣川(ふたまたがわ)は、神奈川県の運転免許センターがあるところで、駅前には商業ビルが密集している。
駅前から運転免許センターまでの通りには、様々な小売店や飲食店などがずらっと並び、かなり賑やかだ。
大和(やまと)駅は、小田急江ノ島線との乗換駅で、相鉄線と小田急線の間に改札がない駅だ。
江ノ島線は2階の高架を走り、相鉄線は地下を走る。
いずみ野線の終点の湘南台(しょうなんだい)駅は、慶應大学湘南藤沢キャンパス(慶應SFC)があるところで、小田急江ノ島線や横浜市営地下鉄も乗り入れている。
付近には「湘南ライフタウン」という住宅地があり、バスが発達している。