小田原線とは、都心と小田原・箱根を結ぶ長距離線
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関西人のための東京私鉄路線案内。
次は「小田原線」(おだわらせん)だ。
小田原線は小田急電鉄の本線で、新宿から小田原・箱根を結ぶ、約82キロの非常に長い路線だ。
全席指定の「ロマンスカー」という特急があり、この長い路線を約1時間30分で走っている。
川崎市北部の新百合ヶ丘駅からは、「多摩線」が分岐しており、相模大野駅からは「江ノ島線」が分岐する。
それぞれ直通運転が行われているので、支線に乗り継ぎをする場合は、いろいろと知識が必要な路線だ。
小田原線は、代々木上原で、東京メトロ千代田線と接続しており、JR常磐線の車両も乗り入れている。
下北沢駅では、京王井の頭線と交差、豪徳寺駅では、東急世田谷線と交差。
登戸(のぼりと)駅では、JR南武線と交差、町田駅ではJR横浜線と交差している。
海老名駅では、JR相模線と相鉄厚木線と交差、新松田駅では、JR御殿場線と交差。
終点の小田原駅では、箱根登山鉄道と接続し、箱根湯本までの直通運転も行われている。
小田原線 路線図(新宿-相模大野)
※小田急電鉄ホームページより町田は西の渋谷?
小田原線沿線には、残念ながら、あまりおしゃれな街というのはなくて、庶民的な街か田舎っぽい町のどちらかだ。
駅前に商業施設が建ち並ぶ駅もたくさんあるが、一番賑わっている駅は、新宿を除けば、おそらくは町田駅ということになるだろう。
町田は「西の渋谷」とか「小渋谷」などと呼ばれ、背の高い商業施設がひしめき合うように、駅前に建ち並んでいる。
小田急沿線なのに、東急百貨店や109もあるし、広くチェーン展開している飲食店の多くは、町田駅前にたいてい出店している。
なので平日に町田に出かけていっても、いつも賑わっているかんじで、渋谷の東急本店周辺や、センター街あたりの雰囲気の街で、まさに小渋谷だ。
ただし賑わっているのは町田駅周辺だけで、一つ西の「相模大野駅」は、線路こそ6本あり、大きな駅なのだが、駅前はなんか大きなビルがあるだけで、あまり賑わっているという感じはない。
路地の両側に店がひしめき合うように並んでいて、人通りが尽きない、という雰囲気は相模大野駅前にはない。
新百合ヶ丘駅周辺も、相模大野駅周辺同様で、駅前の道は広いし、建物も高いのだけど、賑わいはもう一つの印象だ。